- 2011年11月24日 13:34
- 03 サロン・ド・アイセック
10月10日に開催された第191回サロン・ド・アイセックでは、加藤春一氏(JO/68・東京エグゼクティブサーチ取締役最高顧問)に「厳しい試練の時代に求められるグローバル人財とは」と題したお話を伺いました。



講演要旨は下記の通りです。
混迷を深める試練の時代に向かって新たな時代の求められる人材は最近大きく変化して来ている。今後迎える経済社会の変化に合わせ世界はGLOBAL化、OPEN化、PROFESSONAL化等が進行して最終的にはINDIVIDUAL化、個の重視に向かう。人材市場の規制緩和も進みサーチファーム(HEAD HUNTING会社)にも変化が出て来ている。
2000年代後半では2万社あったものが2011年以降は1万社に減少。今後は人材の
コアスキルとして何が重要かとの分析をすると次の6つの能力が求められる。
?情報分析力?IT活用力?プレゼンテーション力?インターカルチャー・コミニュケーション能力?タイムマネージメント能力?メンタルマネジメント能力。
又情熱、心構え、考え方、運を呼び込む力と総合人間力の乗数であると分析される。
一方、人材評価については人間の5感をフルに使った人間観察力が求められる。5Qとしての知力・感力・霊力・体力・行力、それに人格、能力(COMPETENCY)と知識である。
SPEED、FLEXIBILITY、DIVERSITY MIND、INTEGRITY、COMPETENTも求められる。
翻って我が国の現状は、若者の海外留学生も減少しており、異文化に触れる機会も少なくなっている。米国への留学生は中国が4000人台、インドが2000人弱、韓国が1400人に比較我が国は239人と見劣りする。人材の能力開発競争が今後の国の活力を左右する重要な指標と考えると日本の学校制度の改革が是非共必要となる。我が国の大学の予算も世界の一流大学に比較すると大きく見劣りする。HARVARDは年間予算3兆円、YALEが1兆
円に比べ東大が2000億円、日大が2500億円、慶応が1800億円である。
自分としては我が国の競争力が今まで世界で維持されて来たのは、日本の企業社会の中で
社内教育が充実してその機能を果たしてきたと思う。然しこれからは先に述べた総合力が勝負の分かれ目となることから家庭教育もしっかり行い、学校教育も「制度や教える内容そのもの」からの抜本改革(飛び級の制度や物を考える授業への転換)が必要であろう。
勿論、ゲームソフトの(株)グリーの田中社長の様な改革者が出て来てアジアの優秀な人材を集めて新しいINTERNETの世界を切り開いている者もいる。
(報告:遠藤恭一)
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